Bolt,Cylinder Head
ヘッドボルトは1ボア周り6本締めで全部15本締めである.1本はキャブレータの下,インマニ相当のヘッド内部での締結となるため短いボルトとなる.はずしたボルトを掃除して眺めているとなんかねじ部が変だぞ.ねじ部をUNC7/16-14ピッチゲージにて伸びがないかチェック.あら ねじ部は若干のびていた.特に短いやつが伸びが明らかであった.伸び長さが短いため,ヘッド締結の負担がでているのだろうか.JH4の締め付け条件はトルク法であり,弾性領域の締め付けであれば,塑性伸びは発生しないはずであるが,ヘッドの熱膨張もしくは過締め付けが原因であろう.ねじ部が伸びているとトルク締めのときのトルク係数が変化するので,必要な軸力がでない恐れがある.
ボルトの仕様 サイズ UNC(unified coarse)7/16-14(ねじ部予備径 1inch当たりの山数)
長いのは 三菱純正を入手(MM100131 ¥440)短いのは不可(J801000)であった.短いのは何かしら既製品であるかなと思っていたが 強度区分10.9以上(11T)というのものがすぐに見つけることができなかった.首下軸部がねじ部より若干太いボルトなので伸びて使わない長いやつを切って,それにねじを切ってつくることにした.画像(右端)は失敗,よそ見をしていたら歪んでねじを切ってしまった.これで ヘッドボルトは準備完了.
Oil filter&Bracket
オイルフィルターとブラケット,オイルフィルターケースは分解して清掃,塗装した.ブラケットはなんとブロック側に固定するボルト穴ボスが破損(下図の赤い線)しており,ヘッド側だけで保持されているブラブラ状態であった.このブラケットは部品入手できなかったので,溶接した.
Front Plate & Mount
フロントプレートはエンジンマウントブラケットとジェネレータマウントもかねるプレートである.今時のエンジンであれば,大概別々の部品であり,この構造はなかなか優れていると思う.ただ,今回のものは エンジンマウントと接続する足となる部分で変形していた.万力に固定して叩いてもどした.古い塗膜と汚れを除去,塗装した.マウントシンシュレーターは汚いがゴムの切れなどはなく,まだ使えそうなので,清掃してゴム部には酸化劣化の防止をねらいシリコーン(信越KE45)でコーティングしておいた.
Front Plate & Mount
フロントプレートはエンジンマウントブラケットとジェネレータマウントもかねるプレートである.今時のエンジンであれば,大概別々の部品であり,この構造はなかなか優れていると思う.ただ,今回のものは エンジンマウントと接続する足となる部分で変形していた.万力に固定して叩いてもどした.古い塗膜と汚れを除去,塗装した.マウントシンシュレーターは汚いがゴムの切れなどはなく,まだ使えそうなので,清掃してゴム部には酸化劣化の防止をねらいシリコーン(信越KE45)でコーティングしておいた.
Next Rebuild Work (4/8)
No comments:
Post a Comment