悶々と考えても症状はよくならないので、確認のためにヘッドをあけてみることにした。ガレージでジープ同志のN君と待ち合わせる。J3Rは先週のうちにガレージに放り込んで、日常はディーゼルジープのJ54を使用していた。当初はどうせバルブ当りの不良で、バルブラッピングぐらいすれば圧縮回復するだろうと楽観的に作業をはじめた。しかし、現実は無情なのが世の摂理。奈落の底へ追い込まれることとなど、このときは思いもしなかった。
各バルブを取り外した。No4バルブの着座不良は バルブ側の局所的な磨耗というか、着座面が吹き抜けたような感じだ。ブロック上面にあるNo.4EXシートリングをプラハンでたたいてみると、境が現れ、ちょっといじくるとシートリングが取れてしまった。あらら。これも原因の一つか。おそらくシートリングが浮き足立ったため、バルブの自転作用の効果がなくなり、局所的な当たりが発生してしまったのも原因かもしれない。
ブロックに亀裂とは、どうするんだ!?これ。 終わったな・・・・・。
クラックは燃焼室側に悪さをしそうな大きさと方向ではないようでした。また、ラジエータへのオイル混濁等はなかったので、オイル通路への貫通もなさそうである。このクラックはトップデッキと水室側へつづいているようでした。貫通かどうか確認しないといけないが、クラックの起点は水穴のようである。それにしても亀裂がヘッドボルトのねじ穴に達しているのは痛い。ヘッドボルト締め付けに対してはもはや致命的な状態だと思われる。ヘッドボルトのねじ穴ですが、端面までねじが切ってあります。ねじの噛みあい端部はもっとも高い応力分布となるため端面までねじは切らず、座グリをいれたほうがいいと思うんだが。(どうでもよい)
< Cylinder Head & Gasket >
上の画像左のとおり、真っ黒。炭化物 酸化物がこってりついて本の形状がどれなのかわからない状態。 右端はガスケットであるが、手持ちの三菱純正品とは違う。純正は昔ながらのスチールベストタイプであるが、この機についていたのはメタルシートタイプである。それに何か桜のようなマークがある。(有名ガスケットメーカ 石川ガスケット社のチェリーブランドでした) それと過去の組み方が適切でなかったのかよくわからないが、シール剤のようなものが付着しており、シリンダヘッド、ブロック側の水穴を塞ぐような状態である。ブロックの水穴に亀裂があったところもふさがっているような状態で、冷却性の悪化も要因のひとつか。
JH4の不調原因がわかり、ショックである。
というか当然やなという感じ。少しうなだれる。
これからどうする・・・捨てるか、直すのか!!!
No comments:
Post a Comment