May 07, 2022

修復 レンズの亀裂

 
前照灯レンズのくすみ、亀裂は、研磨済みの中古品へ交換した。さて、19年33万km使用して、亀裂発生したレンズを修復できるか。


亀裂は、左側ライトの上部に、約10cmほど、円弧状には発生。何かが当たったわけでもなく、おそらく、これまでの磨きと、曇ってきたことで、熱をもちやすくなったか、経年劣化で冷熱にたえられなくなったか。


材料はポリカーボネート、熱可塑性樹脂で溶融温度は250℃ぐらいとか。亀裂を止めるために、はんだごてでやってみたが、結果は失敗。はんだゴテを当てて溶かそうとすると温度は高めになり、溶融部は気泡発生、おそらく焦げて茶色になってしまった。

溶融接合するには、緩やかに加熱して、コテを使うのなら、熱容量が大きいもので温度は上げすぎないこと必要なのでしょう。溶融接合は諦めて、茶色くなったところを削って、クリヤーのエポキシ樹脂で埋めることにした。

耐水ペーパー
#400→1000→1500→2000→3000

ペーパー磨き後

コンパウンド磨き後

コンパウンド磨き後

コート剤塗布後

上側が修復品。まあ、見た目は、たぶん使える状態となった。
ポリカーボネート材は、19年近く経っているのに、そんなに劣化しているようでもなく、外側を磨けば輝きを取り戻した。ガラスに対して軽量であり、割れにくく、いい材料であると磨きながら思い直した。
ターミネーターも愛用してたもんな、ポリカーボネート製の防弾サングラス。

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