February 04, 2022

張替 食卓椅子


 使い始めて24年。数年前から座面のビニルレザーは部分的に硬くなり、ひび割れ、破れ。4脚のうち3脚がそんな状態。家の中では、もう買い換えやな~的な雰囲気。


内心・・・いやいや子供が小さいときから、供に過ごしてきた家具。構造上は全然大丈夫、張り替えたらまだ使えるでしよ。しかし、具体的に動かず、やるやる詐欺的に、日が経ってしまった。

 年明けから、発想が固まり、やってみた。ちまたでは、張り替えキットもあるようで、DIY作業でも定番のようである。キットを買おうかなと思っていたが、よからぬ思いつき発想をやっみることにした。


で、張り替えの前に、1脚は骨折しており、その修繕から。背もたれに座ったりしたためか、肘掛けと背もたれ間で割れたのである。

木工用ボンドで接着、クランプ保持(1日)


差し込みホゾ式で挿入接着で補強。

この深さまで二箇所。
ドリルで穴開け。
差し込みに使うのは、ほか弁の竹の丸箸。
強度は申し分なし。

意外だったのは木工用ボンドの速乾性で、接着力が速くでる。モタモタしてると途中で接着で止まってしまい、やり直しとなった。


内と外から2箇所。


丸箸を切るときに傷をつけてしまった。
後でペーパーと塗り予定。


さて、張り替えである。


1番状況がひどいヤツ。


座布団、木の座面に、これを置くだけもいいのだが。見方を変えて、温感が少しましなビニルレザーと低反発クッションの648円の材料キット。このコストパフォーマンスを有効利用したいという野望である。


縫い糸を切り解く。
生地のサイズは足りないので、
座面をカバーできるように縫い組み合わせる。


ステープル?ホッチキスの針のでかいやつをやたら、使っており、黒い不織布を留めている針の倍以上の数で、この下で、カバーが止められていた。
これを抜くのが、まあ~たいへん。

手縫いで継ぎ合わせる。
1.5時間ほど×二晩で。


最初のトライ品。
継ぎ目を前側とした場合。見栄え上、ちょっとな~。クッションの追加も雑やな~。


2脚目。継ぎ目を後部とするやり方。
既成の縫製を活かす、開き方とする。


カバーできるそうである。
こっちの方が良い感じですね。


試着で引っ張ると既成の縫製がほどけてしまった。この部分は、生地が足りないので端切れで手縫いを追加補強した。

カバーシートは、紙のガムテープで仮留め、
(布はネチネチになりやすいので)
座面のビス固定で、挟み込むことで固定できる。ので、ステープル留めは省略。
その方が次の交換も楽。

へたったクッションの間に、低反発ウレタンを入れて、ボリューム付け。

4点ビス留め


組み付けた結果。良い感じですね。


使える状態となり、発想が実現できた。
この生地は軟質性、伸縮が有り、耐久性がないかもしれない。ちゃんと必要な面積の生地を調達すれば、手縫いすることなく、耐久性も心配もないのに。まあ、とりあえず安いので耐久性を様子見ながら使ってみる。

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