左はリビルド時の分解のときにつぶしてしまったエルボ。流用部 品のテーパねじ部分が不要に長いため,そのままエンジンに つけると振動負荷に対して強度的に心配なため,短くした。
内径も小さかったのでオリジナルに近づけるため,ドリルで拡張。
テーパダイスでねじ切り。
NTPFダイスないのでN TP1/8を使用。
(怪しい輸入工具)
日本ではテーパねじ RやPT表記
1/16テーパ ねじ山角55° ねじ山数28/inch。
NTP(アメリカ管用テーパねじ)
1/16テーパ同ねじ山角60° ねじ山数27/incn
と微妙に異なる。
外形幅はねじ込みのとき14スパナが使えるようにした。 オリジナルの内部の穴外形寸法をおさえるためか,テーパねじ側の 穴が斜めに通っていることがわかった。無駄だな。単に直交する穴 とした。
このエルボはオイルホース以外 にキャブレータ、燃料ポンプでも使用。 オリジナルはめねじ側の肉厚がとても薄いので、今回のオイルホー ス部同様、注意。
このエルボはオイルホース以外
さらに、このInverted Flared Fitting の特長を知ることで昨日、オリジナル形状が無駄だの、補強の考えがあさはかであると感じた。
通常のFlared タイプはフィッティング側雄ねじだ。(アールズとか) Inverted(逆の)ということでフィッティング側がめねじ になる。
特長はねじを痛めにくい(今回思いっきりいたんだ が)、コンパクト化 軽量となり振動強度に優れるという。確かに機械部品カタログのエ ルボは大きく,振動環境では弱いかもしれない。自動車エンジンで はスペースが限られるし振動にさらされるため Inverted Flaredが最適とうなづける。
MB/GPWのゴーデビルから 採用されており,その辺のことも考慮されて採用されたのだろうか 。弱いから補強という、当方の考えは短絡的であさはかだ。
歴史もあり,今だ現役として供給。
この部品が好きになった。(変態)
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