然らば 人をみない医療

その男はベンチに座り、入院していたときのことを回想していた。

この病院には2020年に難病発症、最初の入院でお世話になったが、本日、転院の紹介状とこれまでの診断データを受け取った。

この3年間、免疫抑制、ステロイドを一切減薬しない、前の京大病院で免疫抑制罪1.5mgまで減らしていたのに、この病院内薬処方で0.5mgがないからと2mgとしたり、定期検診でも再発なし、良好なのにステロイド減薬をしない。難病の原因や予防についてアドバイスもなし。

医者は患者を観なくなった。データしかみない。薬の効果とデータの検証もしない、できない。アホやね。

再び、免疫暴走しないよう、こっちは心身、筋力、栄養と以前を反省して、体に無理のないよう体調を保つようにしてきた。

もう、これ以上　難病克服への探究もなく、薬の効果、影響の実状がわかっていないのに、ステロイドを盛り続けられるのは、まっぴら御免。

思いおこせば、最初の新安城駅前の開業医で、原因不明、いろんな内服薬、漢方まで登場、症状無視した精密検査、結局、自分でネット情報から難病に該当と判断して別の病院をチョイス、新田クリニックの理事長が気付いてくれた。という経緯。俺の体は俺が判断しなければならない。

先々週の定期検診で適当に、丁重に、理由を付けて、地元の方へ再転院とした。

つづく

Hammersmith Odeon,London 

December 1975

at Wembley Studium July 1986